肘の関節痛を予防・改善する方法

最近ではパソコンやスマホの使い過ぎによって、肘に痛みを訴える人も増えているようです。ここでは、肘の関節痛の原因と予防についてお伝えします。

CLEAR

肘の関節痛、その原因と対策をチェック!

肘が痛い男性

肘の関節痛と聞いてまず最初に思い浮かぶのは、野球やテニスなどのスポーツが原因の痛みかもしれません。野球肘やテニス肘といった症状は、スポーツをしない方にとっても耳馴染みがあるでしょう。しかし、肘に痛みを引き起こす原因はスポーツだけではないのです。

肘の関節痛は、スポーツをしている方だけでなく、長年肉体労働や家事をしてきた方にも多いほか、骨折などの外傷が原因で引き起こされることがあります。ここでは、肘の関節痛の原因となる病気やその原因、そして痛みや違和感といった症状を和らげるための対策、予防法について、詳しくお伝えしましよう。

肘の関節痛のさまざまな原因

肘の関節痛に悩む男性

肘に関節痛を引き起こす病気には、どのようなものがあるのでしょうか。そして、その症状はどのようなものなのでしょうか。まずは、代表的な病気や原因、症状についてご説明しましょう。

野球肘、テニス肘

野球やテニス、あるいはゴルフなど、スポーツで同じ動作を繰り返し、肘の関節を酷使することによって起こるのが、野球肘やテニス肘と呼ばれる症状です。正式には、上腕骨内側上顆炎、上腕骨外側上顆炎と呼ばれる病気です。肘の周囲に炎症が起き、内側や外側に痛みを感じるようになります。スポーツ以外でも、包丁をにぎる、タオルをしぼるなどの日常動作で無理な力が加わり続けることで発症することがあります。

変形性肘関節症

スポーツや重労働などで肘を使う機会の多い方がかかりやすいのが、変形性肘関節症です。肘の関節の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかるようになると痛みを感じ、肘の曲げ伸ばしが困難になります。また、変形性肘関節症が進行すると、肘の内側の神経が圧迫されて、手指のしびれや感覚の麻痺といった症状を引き起こす、肘部管症候群を発症することがあると言われています。

このほかにも、子供に多く、一般的に「肘が抜ける、外れる」という言い方をされることが多い肘内障や、スポーツ、家事などで腕の筋肉や腱を酷使したことで起こる腱鞘炎が、肘関節の痛みを起こす病気としてあげられます。

また、最近ではパソコンでの作業やスマホの使い過ぎが原因で肘の関節痛が発生することも少なくないようです。野球肘と同じように、スマホ肘、マウス肘などと呼ばれる上腕骨外側上顆炎や、変形性肘関節症を発症することもありますので、注意が必要です。

肘の関節痛を予防・改善するために

肘を使うスポーツ

肘の関節痛は、肘の使い過ぎが主な原因です。使い過ぎを防ぐように、日頃から気をつけるとともに、次のような対策を試してみましょう。

スポーツの前には準備運動を忘れずに

趣味で野球やテニス、ゴルフなどを楽しんでいる場合は、関節の負担を軽減し、肘の痛みを予防するためにも、スポーツを開始する前に準備運動やストレッチを行いましょう。また、急に激しい動きをするのではなく、最初はゆるやかな動きからスタートし、徐々にペースを上げていくことも大切です。

無理をしない

肘の痛みがあると、日常的な動作にも支障が出てきます。それでも、仕事や家事など、どうしても肘を動かす動作をしなければならない方も多いでしょう。しかし、関節痛を早く和らげるには、使い過ぎを防ぐことが一番大切。痛みをこらえて作業を続けると悪化してしまうことも多いため、無理をしないように気をつけましょう。

スポーツや日常動作で肘に負担をかけない動きを心がける

野球やテニス、ゴルフなどをしている場合は、肘に負担がかからないフォームを心がけましょう。また、フライパンを持つ、タオルをしぼる、洗濯物を干すなどの家事での動作を見直し、肘に負担がかからないように工夫しましょう。

同じ姿勢を取り続けない

パソコンでの作業を続けていると、どうしても同じ姿勢でいる時間が長くなります。また、つい長時間スマホをいじってしまう場合も、肘には思った以上に負担がかかりますので要注意。スマホやパソコンでの作業の合間にはこまめに姿勢を変えたり、ストレッチをしたりしましょう。

グルコサミンやコンドロイチンのサプリを活用する

関節痛の予防や緩和に役立つといわれているグルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを利用することも、有効だと考えられます。軟骨をサポートする成分であるグルコサミンやコンドロイチンは、食品からはなかなか補うことができないと言われていますので、サプリを活用してしっかりと摂取したいですね。

肘の関節痛は使い過ぎに注意!

肘に起こる関節痛は、日常のちょっとした動作にも影響を及ぼすため、しっかり予防するとともに、早めに改善することを心がけたいですね。

肘の関節痛を予防するためには、スポーツや家事などでの使い過ぎを防ぐことが一番重要だと言われていますので、肘に負担がかからない動作をマスターするとともに、少しでも痛みや違和感を覚えたら安静にすること、長時間のスポーツや作業は避けること、しっかりストレッチをして筋力をキープすることも大切になります。

また、関節痛の予防に役立ってくれるのが、グルコサミンやコンドロイチンなどを配合したサプリメント。グルコサミンやコンドロイチンは、軟骨の修復や生成を助ける成分ですが、年齢とともに体内で作られる量が減少していきます。こうしたサプリを利用しながら、日常生活やスポーツにおいての動作で肘に負担をかけないことが、肘の関節痛の予防と緩和には効果的であると考えられます。